Q. RESP-Dで質点系振動解析を行う際に、層の骨格曲線を荷重増分解析の結果からモデル化していますが、特定の層で下図のように曲げ変形による剛性(緑線)が負になっています。

A. 曲げ変形による剛性(緑線)の計算方法によるものです。建物全体を一本棒と見なしたときの曲げ変形において、ブレースにより平面保持が成り立たない場合、計算の都合上このような結果となることがあります。

曲げ変形による剛性(緑線)は、(初期ステップの層せん断力)/(初期ステップの曲げ変形)として求めておりますが、曲げ変形は、建物全体が平面保持のもと、一本棒のように曲げ変形するものと仮定した傾き(RESP-D計算編マニュアルのeθi)を用いて算出しております。



この傾きeθiは、ブレースも含めて各部材の軸力および鉛直方向の変形を用いて算出されます。
ブレースは柱と異なり水平力負担によっても大きな軸力を生じることに加え、鉛直方向の変形に関しても平面保持が成り立たないことが多いため、傾きeθiが負となり、冒頭の図のように通常では考えられない曲げ変形による剛性(緑線)が算出されることがあります。

回避策としては以下の2つの方法が考えられます。

  • 質点系解析条件条件 > 共通条件1にて「ブレースを曲げ剛性から除外する」にチェックを入れ、再度モデル化された層の骨格曲線を確認する。
  • 層の骨格曲線のモデル化において、荷重増分解析の結果を用いずに値の直接入力を行う。

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