免震層が複数ある場合の質点系モデル

時折、表題のような計画について相談があります。

RESP-Dでは、立体モデルであればそのようなモデルも問題なく解析できるのですが、質点系モデルは現状ではうまく対応できていません。

新しい質点系振動解析プログラムであるRESP-MXでは、このようなモデルも直感的にモデリングでき、パラスタもスムーズです。

今回はRESP-MXでのモデリングをひとつずつ説明していきたいと思います。

 

質点系諸元の作成

まず、RESP-Dでサンプルのモデルを作成しました。少し実際より簡略化したようなモデルとなりますが、ご了承ください。

右側のほうのローラー支持になっている箇所は、実際には免震支承材が配置される箇所です。

ただ、支承材をモデル化してしまうと、免震支承材にばかり変形が集中してうまく荷重増分解析が行えないため、ここではローラー支持として免震支承材は水平剛性を大きくして固定化しています。

このモデルにより荷重増分解析を行い、RESP-Dで質点系の層復元力特性を作成します。

 

 

層復元力特性は、「計算条件」→「層復元力特性の設定」から確認できます。

 

各階重量は、メニュー「ファイル」→「データ変換出力」→「CSV出力」→「解析結果/各階重量・回転慣性重量」から出力して使用します。

 

 

RESP-MXの入力

RESP-MXでモデルを新規作成します。

今回は、免震モデルをウィザードから作っていきます。

 

共通設定

入力単位は、kN,mとし、階数は8階としてRESP-Dのモデルに合わせます。

 

 

階・重量パネル

 

階高、重量を設定します。

重量は先程RESP-Dから出力したCSVファイルの中身を貼り付けます。

復元力特性パネル

上部構造の剛性を設定します。

今回は上部構造は弾性とします。

 

免震パネル

免震パネルで免震支承材を配置します。

「免震装置データベース」から、支承材符号の定義を行います。

 

 

定義後、「上層」を1とし、低い方の免震支承材として20基配置します。

 

以降のウィザードでは、計算条件や特性変動、解析ケースの設定がありますが、割愛します。

 

途中階の免震パネル配置

もう一つの免震層を作成します。

免震部材パネルを右クリックで追加します。

 

 

先程と異なる支承材を定義し、16基配置します。

このとき、「任意層間で配置」をチェックし、上層を2、下層を0とします。

 

 

これで、免震装置_2 もアクティブにしたセットをつくれば、モデルは完成です。

 

モデル図を確認すると、適切に複数の免震層が配置されていることがわかります。

 

おわりに

RESP-MXで複数層に免震層がある場合の質点系モデルをさくっとつくってみました。

RESP-MXは、やや複雑な質点系でも直感的にモデル化でき、パラメトリックスタディのしやすさが優れたプログラムです。

まだRESP-MXを使ったことがない方は、ぜひ一度お試しください。

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