付加系質点系モデルを作成したい

間柱ダンパーのようなダンパー部材は支持柱や周辺の大梁の剛性によりダンパーの実効変形が左右されるため、周辺部材の影響を適切に考慮しないとダンパーの効果を過大評価する危険性があります。
立体モデルではこの影響は常に評価されますが、質点系モデルでこれらの影響を評価する方法としては主に2つの方法が挙げられます。

1つ目は架構部分とダンパー部分のせん断力を分離し、2つの並列ばねにより質点系を構成するモデル(以下、ダンパー分離モデル)です。

2つ目は、「パッシブ制振構造設計施工マニュアル」に記載されている「付加系モデル」と呼ばれるモデルです。
付加系モデルでは、周辺部材の影響を付加ばねという形で表現します。ダンパー分離モデルではダンパーを変更するたびに荷重増分解析を行う必要がありますが、付加系モデルでは架構自体を変更しない限りは質点系振動モデルだけで
パラメトリックスタディを行うことができるというメリットがあります。ただし、付加ばねは弾性を前提としているため、周辺部材が RC の場合や弾性範囲内を超える応力が発生する場合には取扱いに注意が必要です。
なお、本来の付加系モデルはダンパーごとに付加剛性を算出しますが、RESP-D においては簡単のため各層ごとの付加剛性として集約した値を算出します。

【ステップ】
1. 間柱ダンパーを配置したモデルを作成する。
2. 「応力計算条件」-「応力条件 4」-「間柱ダンパーの取り付け剛性計算」
において、「状態 N、状態 R 解析を行う」を指定する。
3. 「質点系振動解析条件」-「共通条件 2」-「間柱型ダンパーのモデル化」
で「間柱ダンパーを付加ばねを介して質点間に接続する」を指定する。
4. 「層復元力特性設定」-「基本設定」の「間柱ダンパ保有付加剛性」を
入力する。

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4_付加系質点モデルを作成したい

今回使用したソフト RESP-D


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